アイスランドの西部にあるスナイフェルスネス半島には、キョクアジサシと呼ばれる渡り鳥が生息しています。先日、その生息地一帯の道路が、赤や青や白に塗り替えられました。理由はキョクアジサシのひな鳥の保護のため。キョクアジサシのひな鳥たちは、暖かい路面に引き寄せられるようにして、道路に出て来るのだそうです。まだらな茶色の羽をしているひな鳥は、アスファルトの黒い路面では見えにくく、車に轢かれるなどして、怪我をすることが多いのだそうです。そこで考えられたのが、道路の色を塗り替えて、ひな鳥たちを目立たせること。効果があれば、他の地域の道路も塗り替えられる可能性があるそうです。たとえ小さな鳥の命でも、大切にしようとする気持ちが素晴らしいですね。
小さな命のために。
2016年8月13日 11:55 AM
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