野生の生物たちにとって、生きるだけでなく、子孫を残すのも命がけです。アメリカ・アラスカ州の西岸で、2頭のオスのヘラジカが、角を絡ませて倒れ、氷の中で死んでいるのが見つかりました。見つけたのは地元の中学校の教師で、彼の推測によれば、2頭は、メスを巡って、角を突き合わせて闘っているうちに、片方が大怪我。倒れた際、2頭の角が、互いに絡まった状態だったことから、そのまま、身動きが取れなくなり、命を落としたのではないだろうかということです。地元で、50年にわたる狩猟経験を持つ男性は、角をからませたまま氷の中に浮かぶ2頭の状況について、「野生の暮らしが、いかに厳しいかを示す光景だった」と語っています。
生きるということ
2016年12月31日 11:55 AM
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