世界で最も栄えある音楽賞と言われるグラミー賞の授賞式が近付いてきました。ロサンゼルスの現地時間で2月12日(日)に開催されます。今週と来週の2回にわたり主要4部門にスポットをあて、おさらいしてみたいと思います。まずは、「最優秀レコード賞」。アデルの「Hello」は、セールスまた認知度でも頭一つ抜けている、そんな存在です。ビヨンセの「Formation」は、黒人としてのルーツとプライドを歌っています。ルーカス・グラハムの「7 Years」は、泣けるバラード。リアーナの「Work」は、ドレイクをフィーチャーした楽曲です。トゥエンティ・ワン・パイロッツの「Stressed Out」は、2016年の上半期に大ヒットを記録しました。この部門の本命は、アデル。他のアーティストとひと味ちがう仕上がりであるバラードのルーカス・グラハムが面白い存在だと思います。続いては、「最優秀アルバム賞」。世界中で大ヒットしたアデルの「25」ビョンセの「Lemonade」は、非常にバラエティーに富んだ、旬なアーティスト達とコラボレーションした1枚。ジャスティン・ビーバーの「Purpose」は、アイドルからアーティスティックな歌手へと変貌した、そんな気概を感じます。ドレイクの「Views」は、ストリーミングの再生回数で10億回を超えるという記録を打ち立てました。カントリーのスターギル・シンプソンは、過去にインディーズから2枚のアルバムを出していて、今回のアルバム「A Sailor’s Guide to Earth」でメジャー・ デビューを果たしました。この部門は、アデルとビョンセの一騎打ちになりそう。そんな予想を個人的にしています。残る主要4部門の2つ「最優秀楽曲賞」と「最優秀新人賞」は、来週のこの時間に取り上げたいと思います。
グラミー賞の授賞式①
2017年2月4日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI