「U2」

新年最初のドライビング・ミュージックは、昨年12月、14枚目の新作をリリースした「U2」をピックアップ。ダブリン、ニューヨーク、ロサンゼルスでレコーディングが行われた今作のアルバムのタイトルは「ソングス・オブ・エクスペリエンス」。2014年にリリースされた前作「ソングス・オブ・イノセンス」と対になる作品として、早くからその存在が明らかにされていたアルバムです。この2作のタイトルは18世紀のイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩集「Songs of Innocence and Experience」(無垢と経験の歌)からインスピレーションを得ているそうです。 新作「ソングス・オブ・エクスペリエンス」は、アイルランドの詩人・小説家であり、ダブリンのトリニティ・カレッジの名誉教授である「ブレンダン・ケネリー」がボーカルのボノにアドバイスしたことが、アルバムの主題に影響を与えたとか・・・。その結果、ボノの心に近い場所や、家族、友人、ファンといった親しい人たち、そして自分自身に宛てた手紙の形をとった曲が収録されることになり、世界中のファンにとっても、このアルバムはU2からの手紙!と言う事になります。