南米の忠犬ハチ公。

南米のアルゼンチン北部の都市で、12年前、ある男性が亡くなりました。彼は、一匹のジャーマンシェパード系の雑種の雄犬を飼っていたのですが、彼が亡くなった後は、何処に行ったのか、姿を消していました。ところが翌年、男性が埋葬された墓地に住み着いているのが発見されました。犬は、毎日6時になると飼い主の墓の側に寄り添うように座り込んでいて、
その姿が町の人たちの共感を呼び、マスコミにも取り上げられました。年々歳老いていくこの犬を動物保護団体などが世話をしていましたが、近年は病気を抱え、体も衰弱、とうとう先日、死んでしまったそうです。地元では、まるで”日本の忠犬ハチ公”のような犬を偲んで、銅像を建てようという動きも出ているという事です。飼い主は、この犬を可愛がっていたんでしょうね。