茄子一本が。。

悪い事とは分かっていても、その時、その場では、そうせざるを得なかったと云う事情もあったりします。2009年、イタリアで一人の男性が、畑のナスを一本、盗みました。当時、49歳だった彼は無職、食べ物を買うお金もなく、「空腹の子どもに食べさせたかったのだ」と訴えたのですが、ナス1本でも盗みは盗みと云う事で、逮捕されてしまいました。そして、起訴された彼には禁錮5か月、罰金500ユーロ=日本円にしておよそ6万5千円の判決が申し渡されたのでした。これを不服とした彼は、9年間に亘って法廷で戦い続けました。結果、上訴を受けた最高裁判所が、男性の財政事情を考慮して、無罪判決。なお、これまでにかかった100万円程度の裁判費用は税金で賄われると云う事です。