海外ドラマ「ウエストワールド」

いい映画やドラマは使われる音楽も素晴らしい、そう言っても過言ではないでしょう。ドラマ「ウエストワールド」は、そんな作品です。The Rolling Stonesの「Paint it, Black」をオーケストラ・アレンジしたバージョンや、自動演奏のピアノ曲が流れるシーンでレディオヘッドやサウンドガーデンなどの曲が使われています。それらの曲のアレンジが絶妙なので、サウンドトラックが欲しくなるかもしれません。さて、ウエストワールドが何を意味しているのかと言うと、1日の入場料が約450万円と高額な体験型アトラクション施設の事。そこは、人間そっくりなアンドロイドの<ホスト>が、来場者である人間<ゲスト>をもてなす場所です。あくまでアトラクションなので、ゲストである人間は欲望のままに暴力だろうが何だろうが道徳に反する行動をアンドロイドにする事が出来ます。・・といったようにSFと西部劇が同時に、かつリアルに進行していく物語です。ここまで聞いて、ゲームみたいと感じた方もいらっしゃるでしょう。ロサンゼルスを舞台にした暴力など何をしても許される「グランド・セフト・オート」というゲームにインスパイアされ、もしそれを現実化したらどうなるのか?という観点から製作に至ったそうです。ちなみに、アンソニー・ホプキンスが初めてテレビドラマに出演した事でも話題となりました。練られた脚本、豪華な俳優陣、制作費をおしみなく使った映像美、そしてヒネリのある音楽、「ウエストワールド」は、重厚感に溢れたヒューマンドラマですよ。シーズン1は、DVDやブルーレイが発売中でレンタルも可能です。また、最新のシーズン2はデジタル配信で視聴可能です。お盆休みが終わったばかりかもしれませんが、ドラマ「ウエストワールド」を長期休暇のお供にいかがでしょうか?