韓国映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」

先日この時間に、映画「1987、ある闘いの真実」を取り上げました。韓国で実際にあった出来事をモチーフにした作品です。その時代から遡ること数年前の光州事件を描いた「タクシー運転手 約束は海を越えて」のDVDとブルーレイが、昨日発売されました。この2作品、韓国映画という事だけが共通点ですが、どちらも歴史の近い出来事を実話に基づいた内容なので是非セットで観ると、理解が深まると思います。ソウルオリンピックを前にした韓国が、どんな政治体制でどのような状況だったのか?おぼろげながら何となく見ていたニュースの裏側を、僕はようや知った気がしました。時系列順に「タクシー運転手 約束は海を越えて」から「1987、ある闘いの真実」と観ると、時間軸がつながりより深く映画に入り込めるのでオススメします。さて、ストーリーはというと・・・ソウルのタクシー運転手が、ひょんなことからドイツ人ジャーナリストを光州まで送っていく事になります。そこで弾圧の実態を知り、事実を記録したジャーナリストとともにソウルに帰るという物語です。旅に出て、さまざまな試練を乗り越え、成長して帰ってくる。これは、「スター・ウォーズ」や「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と同じように神話でもよく描かれている英雄の物語と表現出来ます。こう聞くと、どんな映画なのか?想像が難しいでしょうが、笑いのエッセンスも取り入れながらよくぞまとめ上げたと感じられるはずです。「タクシー運転手 約束は海を越えて」のDVDとブルーレイが昨日から発売、そして、レンタルもスタートしていますのでこの機会に是非どうぞ!