奪われた友人。

南太平洋に浮かぶ島、イースター島。チリ領のこの島を有名にしたのは、なんと言っても”モアイ像”です。このモアイ像について、先日、島の知事らがイギリスの大英博物館を訪れ、所蔵しているモアイ像の変換を正式に求めました。現在、大英博物館に所蔵されているモアイ像は、高さ=およそ2、4メートル、重さ=およそ4トン。今から150年前の1868年、
ビクトリア女王に献上するため、島から持ち出された物で、「ホアハカナナイア」という名前がついています。「ホアハカナナイア」とは、「奪われた友人」を意味するのだとか。イースター島では、以前からこのモアイ像の返還を要求していて、今回の訪問で、知事らは「少しの間だけでも返して欲しい」と強く要望したと言う事です。