ここ最近、「ボヘミアン・ラプソディ」に「アリー/スター誕生」と音楽を題材にした映画が、日本でもヒットを記録しました。そんな中、今日取り上げるのは、ドキュメンタリー映画「エリック・クラプトン〜12章節の人生〜」です。クラプトンの複雑な生い立ち、薬物・アルコールの依存症と格闘するシーン等、彼の負の側面も深く掘り下げながら描かれています。本人もびっくりしたそうですが、正直、よくこんなモノが残っていたな・・という映像に驚きを隠せないと思います。また、多くの時間を使ってエリック・クラプトンという人物の苦悩を描いている為、笑顔が少ないドキュメンタリー映画だと感じました。そんな人がブルースに出逢い、音楽に救われる物語とも言えます。その音楽にまつわるストーリーも見所たっぷりです。アレサ・フランクリンと同じレコーディング・スタジオにいるシーンでは、クラプトンの奇抜なファッションを笑っていた彼女も演奏が始まると表情が変わった・・とか。ギタリストはテクニックだけではダメ。物語を描けないといけない・・といった言葉が出てきたりと、音楽好きにはたまらないシーンが色々ありますよ。また、アートスクール出身のクラプトンは絵が本当に上手いんです。ギターやギターを演奏している人の絵には、音楽への愛情を深く感じられました。見所はまだまだ色々ありますが、詳しくは是非、劇場でどうぞ!「エリック・クラプトン〜12章節の人生〜」は、サロンシネマで2月1日(金)〜1週間の限定公開。福山駅前シネマモードでは、2月2日(土)~2週間の限定公開です。
ドキュメンタリー映画「エリック・クラプトン〜12章節の人生〜」
2019年1月26日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI