グラミー賞授賞式

日本時間で2月11日に行われるグラミー賞の授賞式。見所は色々ありますが、ポイントをいくつかピックアップしてみたいと思います。今までと一番違うのは、主要4部門と言われる「レコード賞」、「アルバム賞」、「楽曲賞」、「新人賞」のノミネートの枠が従来の「5」から「8」に増えた事です。このノミネート増加に関しては、近年のアメリカのショウビズ界で重要視されている「多様性」というキーワードが、グラミー賞にも大きな影響を及ぼしていると考えられます。また、今回は前回に比べると総体的に女性アーティストのノミネートが増えています。ちなみに、最優秀新人賞は8ノミネート中6組を女性が占めています。司会を務めるのは、女性R&Bシンガーのアリシア・キーズ。ここにも、多様性のキーワードが影響していそうですね。先程、ノミネートの変化に触れましたが、賞に投票するメンバーも大幅に変更されました。増員された投票メンバーの多くが有色人種の女性で、年齢も低いと言われています。という事は、これまで保守的と言われていたグラミー賞にも変化があるかもしれません。主要4部門のうち新人賞を除く3部門すべてにノミネートされたのは、ドレイク、カーディB、ケンドリック・ラマーの大物ラッパー3名と、一般的には知名度が低い女性フォーク歌手のブランディ・カーライルです。授賞式は日本時間で2月11日と近づいてきました。さて、誰がウィナーに輝くでしょうか?!