幸運。

アメリカのノースカロライナ州に住む64歳の男性の話です。彼は腎臓病を患っていて、移植の必要に迫られていました。
ドナーとして、まず、家族の中に適合する者がいないか検査が行われましたが、適合する者は誰もいませんでした。落胆に暮れる家族でしたが、一筋の光明が差し込みました。実はこの男性には、27年前に養子として引き取った女性がいました。彼女の腎臓が唯一適合することがわかったのです。喜んでドナーになりたいという女性の申し出に、男性は泣き出してしまったということですが、女性は、「父が私を救ってくれたおかげで、今度は私が父を救うことができた」と話しているということです。