音楽と映画が好きならば、好きにならずにいられない。そんな映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」は、いかがでしょうか?父親と娘の関係を描くヒューマンドラマと言ってしまえばそれまでなんですが、音楽への愛情がこれでもかと詰め込まれています。なので、音楽好きには共感が止まらないし、音楽が好きなら好きなだけのめり込めるストーリーです。父親は、元バンドマンでレコードショップを営んでいます。ただ、大人になりきれない夢追い人。逆に、娘はしっかり者で医者を目指して勉強の日々ですが、父親とたまに遊びでレコーディングするのが、息抜きになる女の子。ちなみに、ボーカルの才能は抜群です。そんな音楽を通じて繋がっている親子・二人のバンド活動が始まります・・。ストーリーを追いかけるのはこれくらいにしまして、音楽的見所をいくつかご紹介しましょう。レコード店内のアナログジャケット、知っているアルバムを探すのも楽しみ方の一つです。ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズ、ベック等など・・いわゆる名盤と呼ばれるLPレコードが、これでもかと登場します。その店内で行われる演奏シーンは、個人的に映画史上最高のインストアライブでした。エンディング・終り方も見事です。エンドロールを映画の余韻にひたりながら迎える心地よさ、音楽好きで良かったとしみじみ感じられるはずです。観るのはもちろん、聴くのも楽しめる映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」は、サロンシネマで昨日から公開中ですが、1週間限定上映なのでお早めにどうぞ!映画同様、親子で観るのもオススメですよ!
映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」
2019年7月13日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI