人には、それぞれ好きな色があります。時として、その色が、その人のラッキーカラーだったりもするのですが、ヨーロッパのボスニア・ヘルツェゴビナには、着るものから髪の毛の色まで、赤一色にそろえて暮らす女性がいます。御年67歳の彼女、20歳の時に「赤い色を身に着けたい」という強い衝動に駆られ、以来、赤系の服を着ると力がもらえる感覚があるのだそうです。確かに、赤い服は勝負服とか言われたりします。彼女の赤への執着は留まることを知らず、今では、赤い壁の部屋で、赤い食器で食事をし、赤い寝具に包まれて眠るほど。赤との縁は死んでからもと言うワケか、夫との二人の墓石は、インドから取り寄せた特殊な赤い色の花崗岩(かこうがん)で出来ているそうです。
真っ赤な人生。
2019年11月23日 11:55 AM
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