「ジャンケン」の勝負が裁判で決着をみた話です。今から9年前の2011年、カナダのケベック州であるジャンケン大会が行われました。3回勝負の掛け金は日本円にしておよそ4000万円。負けた男性は支払いのために家を抵当に入れる契約を交わしました。その6年後の2017年、勝った相手が、その権利を主張し裁判を起こしました。裁判所が「支払いの必要はない」と判決を下したところ、不服とした相手が上訴。そして先日、地元高等裁判所は2017年の一審同様、「掛け金が高額すぎる」との理由から、「掛け金を払う必要はない」との判決を下しました。また、ジャンケンの勝敗は大半が偶然によるもので、ケベック州が法律で認めた賭け事には当たらず、支払いの約束は無効という新たな判断を示したそうです。
ジャンケンの判決
2020年5月23日 11:55 AM
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