第37代のアメリカ大統領となったリチャード・ニクソン。彼は、その前に、アイゼンハワー大統領のもとで副大統領を務めていました。その当時の1960年、彼はアメリカ中西部のイリノイ州を訪れているのですが、どういう時間帯だったのか、サンドイッチをつまんだそうです。その時、たまたま、近くにいた一人の少年団員。ニクソン副大統領の食べ残したサンドイッチを、そっと持ち帰りました。もちろん、食べるのが目的ではなく、少年は家に帰るなり、母親にサンドイッチを差し出し、冷凍庫で保存してくれるよう依頼しました。そして60年、先日、その記念日を迎えてお祝いをしたかつての少年団員。テレビ番組にも出演して「人生が変わった」そうで、サンドイッチをケースに入れ、「捨てるな」と書いて、生きている限り保存すると言う事です。
60年前のサンドイッチ
2020年10月10日 11:55 AM
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