フランス北東部に位置し、ドイツと国境を接するアルザス地方。山や川に囲まれ、美しい景観に恵まれたこの地で、ハイキングを楽しんでいたカップルが、道すがら、何やら古いアルミ容器を見つけました。中に古い手紙らしくものが入っていた事から、二人は博物館にもっていきました。調べたところ、手紙は第一次世界大戦前の1910年。ドイツが一帯を支配していた時代のもので、軍の関係者が訓練について記したものとみられると言う事でした。ともあれ、アルミ容器は100年以上前に伝書バトが落としたとみられ、専門家は、「伝書バトは重要な役割を果たした。貴重な発見だ」と語っています。これまで、二人の歩いたハイキングコースを多くの人が楽しんで来ただろうに、百年以上も見つからなかったのですね。
100年前の落とし物
2020年11月28日 11:55 AM
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