5月15日(金) 本日のゲストは松田弘美さん。
中四国唯一のプロのオーケストラ「広島交響楽団」。
広響の愛称で親しまれ、定期演奏会のみならず年間を通じてバラエティに飛んだ演奏会を企画されています。
オーケストラでイメージするのは指揮者に楽団員といった演奏家ですが、今回ゲストとしてお招きした松田さんはライブラリアン(専門文献管理者)です。
楽譜の準備、保管、管理をする専門職で膨大な楽譜を扱われます。
また企画やプログラミングへのアドバイスもされるなど、オーケストラにとっての情報センター的存在です。
楽譜は事前に楽団員が演奏しやすいように手を加えられ、ステージ上ではそれを譜面台に丁寧に並べられるなど、細かい配慮と気配りが必要とされるお仕事です。
そんな松田さんは多くの経験を踏まれる中で、いまあらためて音楽の力、広響のあり方、そして自分自身の役割を見直されています。
原爆から立ち直った広島、そこから生まれた音楽団、広島の今があるのは先人の努力と熱い思い・・・すべての事に歴史がある。
いまを当たり前と思うことなく、いまがあることに感謝の気持ちを持ってそれを後世に継承していくことが大切だと。
広響の一員として、音楽が多くの人たちの生きる活力となるようにこれからもひとつひとつ丁寧に仕事をしていきたいと語られた松田さんの姿からは、仕事へ対する誠実さと生まれ育った広島への思いが感じられました。
5月15日 広島交響楽団ライブラリアン 松田弘美さん
2009年5月15日 10:30 AM
- ゲストウィメンズ