9月18日 こども環境管理士 吉田敏子さん

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「こども環境管理士」ってご存知ですか?
日本生態系協会が主催しているもので、子どもに自然の大切さを伝えたり、自然体験をさせたりすることの重要性を広めることを目的とした資格です。
吉田さんは広島県内で初めて1級に合格した2人のうちのひとり。現在広島市ふくしま保育園の主任保育士を勤められています。
周囲に自然のある環境がいかに大切かを日々の保育で実感、また20年前子ども達とリサイクル活動をもとにした劇あそびをした際には周囲への影響の大きさを認識されました。
「自然・環境の大切さを伝えるには自らもっと知識を得なければ」の思いで「こども環境管理士」の試験に挑戦することに。
問題集などがなかったことから出題される問題の様子は全くわからず、友人と予想問題を作り本屋や喫茶店で閉店まで勉強をされました。
試験にはかかせないビオトープ「野生の生き物がくらせる場所」についても、実際園庭に所有する幼稚園を訪問するなどして現状を見て・感じて・確かめながら学ばれました。
幼児期ではこどもは「なに?なぜ?」とあらゆることを知りたがります。
植物のこと、昆虫のことなどいきなり質問され戸惑うこともよくあります。おとなであっても知らないことがいっぱいという中、いかに正しい知識を与えこども達の興味の芽を摘まず、育てていけるか・・・それは本当に大事です。
自分達も自然の中の一員であり、共存しているのだということを知り生きていく中でのルールを遊びの中で伝えることが出来たらいいですね。
ひとりでも多く自然や環境へ興味を持った人を育てて、持続可能な社会作りをしていきたいと吉田さん。
「こども環境管理士」の資格に興味のある方には勉強のポイントなど伝授しますと意欲的です。
気になる方は(財)日本生態系協会
http://www.ecosys.or.jp/eco-japan
で検索の上、試験についての情報をご覧下さい。