今年2009年春から福山大学の副学長に就任された松田さん。
人間文化学部の教授からの抜擢ですが、御本人いわく管理職より教育のほうが得意とも・・・
今では副学長室と学生指導のために研究室を行ったり来たりされながら、得意分野である心理学(時間の管理)を上手に活かしながら時間を有効に使いつとめられています。
福山大学は創設以来の伝統は少人数教育です。入学から卒業まで10人以下の学生に対し先生ひとりという割合で少人数ゼミが行なわれます。
そこでは人間関係を作りながら学ぶことをモットーに、学内の仲間から地域教育へ人間関係の輪を広げながら目標実現を目指します。
松田先生の所属される心理学科ではピア・サポート訓練といって、仲間同士が尊敬しあい、支えあう技能を身につけるためのノウハウを学び、3年生になると中学校へ出向き中学生にピア・サポートを教え、効果測定を行い卒業論文へとつなげていきます。大学で学んだ理論を社会で実践することで社会人になるための準備、コミュニケーションスキルも磨かれます。
大学で今求められていることは、ペーパーテストで測られる出来、不出来ではなく、コミュニケーション力、社会的実践力です。
そこに教育の質が問われています。
松田さんは学生の素直さ、可愛さを日々感じられながら、教育者のひとりとして学生が青虫からさなぎ、さなぎから蝶へ変身していくその様子を支援し、あたたかく見守られています。
インタビューを通して松田さんのお人柄に触れ、優しい笑顔と、おちついた語り口調、何より人を急かさないのんびりとした雰囲気に学生さん達は安心感を覚えるのだろうな〜と感じました。
このような師の愛情の下、のびのびと学び、いつか飛び立つその日まで有意義な学生生活を多くの学生さんに送ってもらいたいですね。
HP→福山大学
http://www.fukuyama-u.ac.jp/
9月25日 福山大学副学長 松田文子さん
2009年9月25日 10:29 AM
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