現在廿日市に本店をおく、創業81年の老舗木工家具メーカー「マルニ木工」
に入社して2年目という中野麻衣さん。
現在開発部に席をおいて、大好きな家具の仕事に携われています。
木工家具好きの中野さんは就職先を探していたところ、老舗としてのブランド色を塗り替え、時代に応じた新たな方向性を求めて家具作りに取り組む「マルニ木工」に興味を覚え入社を決められました。
そして入社1年目の秋、廿日市産業振興会が「木工産業に活性をもたらす人材の育成」を目的として企画した研修プロジェクトのメンバーに選ばれ2008年の秋から3ヶ月間デンマークへ研修に行かれました。
デンマークは家具作りにおいては世界的にも名高い国で、おしゃれな北欧家具は日本でも大人気です。
コペンハーゲンでは署名なグラフィックデザイン会社を拠点に研修を受けられ、デンマークを代表するデザイナーのいす作りを手がける工房では職人の仕事ぶりを触れて本物の現場を目の当たりにされ、デンマークの美しい町並みや現地の人々との出会いの中では、家具が「生活のための道具」だけではなく生活の中、家族の歴史の中に息づくものとして存在することに感銘を受けられました。
また現地でお世話をしてくれた女性は学生結婚をされたという2児(双子)のママ。子育てをしながら毎日早朝からハードな仕事もバリバリこなすというパワフルの女性の姿に同じ女性としての生き方にも感銘を受けられたようです。
研修先で受けた刺激を胸に、日々の仕事にそして私生活にいかし新らたな世界を広げてもらいたいものです。
将来の夢は?と伺うと「家具デザイナーの仕事を長く続けること・・・出来れば双子のママで。」といわれる中野さん。
デンマーク熱はまだまだ冷めることはなさそうです。
1月22日 木工家具デザイナー 中野 麻衣さん
2010年1月22日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ