3月19日 もちもちの木代表 竹中 庸子さん

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高齢者施設、障害者施設など福祉施設にもさまざまあり、家族の方々が必要に応じて利用することで介護される側もする側も日々穏やかに暮らせる街づくりがなされています。
今回のゲスト竹中庸子さんは、平成2年から社会福祉法人の設立や特別養護老人ホームの開設にかかわり、その後ボランティア団体レジャンティアを結成。平成13年にはNPO「法人もちもちの木」を設立し、広島市中区土橋町、河原町を拠点に認知症の方の暮らしを支える活動、「1人を支えるケア」を展開されてきました。今では障害があってもなくても、あかちゃんから亡くなるまでのすべての人たちのケアに携われ、人と人をつなぐ場所、居場所を作られています。
収録前、打ち合わせの際に竹中さんがおっしゃった「60代70代の高齢の方の(特に男性)の居場所が気になります」という言葉。
第一線で長年働き、多くの経験を重ね立場もしっかりとしていらっしゃった方々が残りの人生どこで、何をしながら毎日を過ごすのか・・・
様々な会合に出向くたびに「自分の最後をどう迎えるか。考えていらっしゃいますか?」と質問されるのだそうです。
老いは誰しも平等にやってきます。老えば身体も不自由になります。
そのとき、どのように毎日を過ごしていけばいいのでしょうか?何を楽しみ誰と集い、生涯を終えるまでどうしていけばいいのでしょうか?
私自身もいろいろと考えさせられました。(親のこと、自分自身のこと・・)
竹中さんはこれまで地域でお年よりから赤ちゃんまでつながって生きることで安心できる暮らしの仕組みを楽しみながら作ってこられました。
そしていよいよ3月21日にそんな集いの場所「もちもちの木 古田のおうち」をオープンします。
今、福祉の現場においては「場の多機能・共生」から「地域での多機能・共生」が求められているそうです。
住んでいる場所を本当の居場所にするためにも。家族の中だけでなく隣近所、地域でのつながりを大切に暮らすことが大切なのかもしれません。
特定非営利法人 もちもちの木(共同募金活動も行なわれています)
http://blog.canpan.info/mochimochinoki/