今回のゲスト木村成代さんはギャラリストです。
作家の作品を展示販売するだけの単なる画商ではなく、アートを通じて何かを発信していきたい、社会の為になることをしたい・・・とこれまで様々なプロジェクトに携わってこられました。
被爆50周年の祈念としてはじめられた、平和を考えるイベントは今も続いており、世界各国多くの人たちの賛同を得て年々充実したものとなっています。
子どもの頃から両親と美術館へ足を運び、デパートで買い物をして食事をして帰るという休日を過ごしていたという木村さん。アートや芸術は特別なものではなく生活に近いものとして存在しており、様々な作品を目にしながら多くのことを感じてこられました。
今の活動の原点はまさにその時代にあるのかもしれません。
最近では、カフェ&ギャラリーなどアーティストの発表の場や空間が増え、気軽に芸術を楽しめるようになったようではあるものの、一部のアート好きな人に限っている状況も否めません。
「誰もが普通の生活にいかにアートを取り入れるか。」ギャラリストという肩書きのもと、芸術の間口を広げようと努力されています。アートの持つ力は深く、著名作家でなくとも作品に触れるだけで心が癒され、ゆとりを感じることが出来る。そのゆとりを大人たちが持つこと・・・それが子どもの心穏やかな成長には必要であると言われます。子ども達の芸術的環境を整えようと頑張る前に、大人も日々の生活を振り返ってみる必要があるようです。
木村さんは広島市内でアートスペースHAP(hiroshima art produce)を営み、芸術振興を目的とするHPO法人 アートプラットホームGを設立・運営、また広島市中区上八丁堀の「ギャラリーG」では年間50回の企画展示を行なわれています。
アートイベント情報も「ギャラリーG」にあるパンフレットから得ることもできます。時間のあるときには是非のぞいてみてくださいね。
ギャラリーG HP→ http://www.gallery-g.jp/
4月16日 ギャラリスト 木村 成代さん
2010年4月16日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ