7月2日NPO法人「Seed of Peace」 道田涼子さん

7月2日道田涼子さん.jpg
今回のゲスト道田涼子さんは、元「劇団四季」の団員さんで東京からご結婚を機に5年前に広島に戻られました。
広島ではコーラスの指導をされていましたが、ひとりの被爆者の方との出会いにより心動かされました。
その言葉は「私たちは被爆者として原爆はいけないものと言っているのではありません。あなたにも私にも愛する人や家族がいる。原爆はその愛する者の命を一瞬にして奪うものです。被爆者としてではなく、地球上に住む一人の人間として平和の大切さを未来へ繋げていってほしい」というものでした。
道田さんはその言葉を胸に、NPO法人「seed of peace」を立ち上げられ、歌や朗読劇を通じで平和の大切さを広げられています。
朗読劇は実際に道田さんが被爆者の方の話を聞き、構成されます。
今を生きる道田さんは、妻として母になる身として、そして1人の人間として被爆者の方の話に真摯に耳を傾けられます。辛く悲しい経験をきっと道田さんは優しく受け止められていることでしょう。
そしてすべての話が決して過去のことではなく、今もなお地球上で多くの人々が嘆き苦しんでいる、二度と同じ過ちを繰り返してはならない・・・という思いでコンサートへ作り上げられているのです。
思いはあっても、なかなか行動することは難しいことです。
こうしてまだまだ若い道田さんが活動をはじめられたことで、平和の大切さをつなげる道がまたひとつ増えたことに、広島人の私としても心強さを感じずにはいられません。
「seed of peace」まさに平和の種を少しずつ蒔いて、いつか何事にも屈しない強くて美しい大輪の「平和の花」をみんなで咲かせたいですね。
8月7日には広島市中区本川町 ゲバントホールで「平和への祈りコンサート」が行なわれます。
前売りチケット2000円(お問い合わせは道田宅082-209-8826)まで。
NPO法人「seed of peace」 
HP→http://www.seed-of-peace.com