5月13日 尾道子育て応援団長 木村順子さん

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今回のゲストは地域ぐるみで子育てをしていくことを目指し、尾道市御調町を中心に積極的に活動されている木村順子さんです。
木村さんは12年ほど前に広島市内中区から田舎暮らしを希望され、家族そろって御調町に移られました。3人のお子さんもまだ幼かったこともあり、子ども達を通して沢山の人々との出会いがありました。
木村さんの「田舎で農業を・・・」という当初の目的は、子ども達を通じて知り合われたお母さん達との「子育て支援の活動」に変わり、その後は支援施策を待つばかりではなく「必要なものは自分達で作り上げていこう!」と子育てオープンスペースを立ち上げ、今では地域づくりの要として子育て支援活動に取り組まれています。
「子育てオープンスペース 0123みつぎ」はみつぎ子ども図書館内のプレイルームを拠点に、季節の催し、子育てセミナー、お母さん達のおしゃべり広場などを開かれています。他にも尾道市が実施しているブックスタート(生後3・4ヶ月、1歳6ヶ月、3歳時に絵本を読み語りプレゼントする)の「読み語りボランティア」、「保育ボランティア」活動も行なわれています。
「移り住んできた自分達家族をこころよく受け入れてくれた街の役に立ちたい!」という思いもさることながら、大学卒業後、青年海外協力隊隊員として2年間ケニアで理数科教師を勤められた経験から、地域づくりやコミュニティ、市民活動などに関心が深まり、帰国後も市民団体に参加、様々なことを学ばれてきた木村さん。肌で感じ、心で思うことを「子育て支援」という活動から形にしようとされている姿には感銘を受けました。
今後は合併によって広域となった尾道市で「ええじゃん!尾道子育て応援団」会長として周囲とのネットーワーク作りの大切を伝え、より多くの人の支援を得られるよう努めていきます。
「子育てが元気に出来る地域は地域も元気!」をキャッチフレーズに、人にも街にも元気を与えられるそんなママさんパワーに期待しています。