7月15日 女性農業士 山本雅子さん

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最近では自給自足、地産地消など何かと農業への感心が深まっているような気がします。
若い人たちが農作物を栽培したり、自宅に畑を持ち野菜を育てている高齢者の方の話も聞きます。
ゲストの山本雅子さんは、そんな農業のプロフェッショナル。広島市女性農業委員、女性農業士として活動されています。様々な場で農業のあり方、農作物の栽培技術、販売に至るまで幅広く携わっていらっしゃいます。もちろんご自身も自宅でお米や野菜を長年栽培され、お米にいたっては苗からではなく「じかまき」つまり「もみ」を蒔いて育てるという技術と手間暇のかかる方法で家族皆で毎年お米作りをされているのだそうです。
番組でも農作物のお話をされている時は本当に楽しそうで、地元の仲間達(馬木生活研究グループ)と一緒に「食」の大切さを基本に、体に良い安全・安心のものを作ることに努力されてきた様子が伝わってきました。
中でも昭和58年に広島県が展開した「ふるさと一品運動」において開発発売した「パセリふりかけ」への思いはひとしおのようでした。
パセリといえば、鉄分も豊富で殺菌作用もあり「野菜の王様」といわれるほど栄養価の高いものであるものの、生のものは香りが強く、料理の添え物になってしまいます。そんなパセリを「ふりかけ」として売り出したのが山本さん達です。当初はパセリの緑色を出すことに苦労され、開発中には電子レンジが3台壊れてしまうほど試行錯誤もされましたが、完成後は好評を得て、現在まで馬木の特産品として販売されています。27年もの間同じ商品を販売されているなんてスゴイですよね。
スタジオでもお味見させて頂きましたが、とても食べやすく簡単にパセリの栄養が摂れるとあって育ち盛りのお子さんには特にオススメです。
その道のプロであり、また家族の健康をいつも考えているお母さんとして作り上げる農作物、加工製品には「食」の持つ自然のエネルギーはもちろん愛情もいっぱい詰め込まれているようです。
・「パセリふりかけ」→広島市中区本通り ゆめプラザにて販売
・毎週木曜日12:00~13:00まで「もてなし市」開催

      (広島市東区民文化センター広場にて)