「杜氏」と聞くと一般的には日本酒を思い浮かべますが、今回のゲスト後藤由紀子さんは庄原市東城町の老舗「後藤商店」で食酢杜氏を勤められています。
「後藤商店」を営む後藤家は赤酢の醸造元として知られる18代続く東城の旧家、130年もの歴史があります。
そんな後藤家に嫁いだ由紀子さんは、2002年から従業員の方とともに酢作りに挑戦。清水発酵研究所の清水洋佑先生に細かい指導を受け、試行錯誤を繰り返しながらお酢の醸造までこぎ付けられました。酢酸菌を見つけたときの感動は言葉では言いあらわせないほどで、創業者のお爺さんの名前から「茂四郎菌」と名づけられました。
職人の長年の勘で作られていた後藤ならではの「赤酢醸造」が、より計算された方法で安定した品質管理を可能にすることができた訳です。
「ゴトウの赤酢」は酒粕を1年寝かし、仕込み、昔ながらの発酵方法でゆっくりじっくり熟成させるため、まろやかで風味があり、酢ならでは角々しさが感じられないのが特徴です。
プロの料理人のファンも多く、「ゴトウの赤酢でなければ・・・」と言われるお客様も数多くいらっしゃいます。地元では地域の味として親しまれています。
後藤さんも、より多くの人にこのお酢を知ってほしい・・・と地元で料理教室を開いたり、店頭販売の際にはお酢を使った料理を実際に食べてもらったりとそのPR方法も工夫されています。
作り手であり、売り手でもあることからこの赤酢に対する熱い思いがスタジオでのお話からも伺えました。
また何より後藤さんご自身が「赤酢」の大ファンで、「赤酢」のない食生活は考えられてないといわれるほどです。
子どもの成長をじっと見守り待つように、赤酢の発酵を樽のそばで見守る後藤さん。「ゴトウの赤酢」にはきっとそんな愛情がたっぷり注がれているのですね。
「ゴトウの赤酢」商品等お問い合わせ→http://www.akasu.co.jp
1月13日 食酢杜氏 後藤由紀子さん
2012年1月13日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ