スタジオへ和服でお越し頂いた今回のゲスト青木和美さんは、2年前に「美和きもの教室」を立ち上げられ自装(自分できものを着る)、他装(他人に着付ける)の着付け教室をされています。また希望があれば自宅・美容室・結婚式場などへ出張着付けにも出かけられています。
大手の着付け教室で8年間勉強された後独立。特別なものと思われることのないよう、親しみやすい教室作りを目指しているそうです。
きものには洋服のようにきっちりとしたサイズが決められているわけではないため、体型にあわせた着付けをすることが何より大切で、それが一番の技術です。しかし出張着付けの際には、体型・年齢にあわせ長時間着ていても着崩れることなく楽にいられるようにするために苦労をされるようで、とにかく沢山の人を着付けることであらゆる状況に上手に対応出来るよう毎回が真剣勝負です。私自身も長身の為、きものを着ると「おはしおり」がなくなってしまったり、洋服でいう袖丈が短かったり・・・着付けて下さる方にご苦労をおかけした経験があります。「ちょっとした小物使いで、おはしおりのないことを目立たせないよういすることもできますよ」と青木さん。いろんな方法や工夫できものはどうにでも着付けることが出来るようですね。
きものを着ると「背筋が伸びて、気持ちがひきしまる、動きも上品になる」と聞きますが、これはとても理にかなっている事だそうです。
帯を締めることで自然と背筋が伸び、座っているとき膝を広げようともきものだと難しいですよね。また物を取るときには袂が邪魔な為、自然と袂に手を添えるなど・・・所作がおのずと変わってくるものです。
きものが日常着だった時代の女性はまさにヤマトナデシコ!そうであった理由も納得出来ました。
きものを今以上に日常に取り入れ、その美しさのみならず女性らしい所作を身につけられるといいですね。
(各教室、着付け依頼はこちらへ)
「美和きもの教室」HP
http://www.kimonozuki.hanamizake.com
5月11日 美和きもの教室 青木和美さん
2012年5月11日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ