ゲストの大亀和枝さんは、大竹市栗谷町の80万坪の敷地と自然環境を生かし現在循環型農林業を中心としる「里山創りプロジェクト」に取り組まれています。
13年前に佐伯町に3万坪の施設を創った経緯から、その実績が変われ栗谷町の広大な敷地とのご縁を頂いたそうです。
この広大な土地を生かすためには何をするべきか・・・
物に溢れ、何不自由なく生活している私達に今必要なことは・・・
物質的な豊かさだけでは得ることの出来ない本当の心の豊かさを感じる為に、自然を生かした心地よい生活を送ることが大切なのではないかと始められたのがこのプロジェクトです。
その昔、里山での暮らしぶりは人と自然がうまく支えあって成り立っていました。収穫した農作物を食べ、収穫が終われば稲わら、籾殻も田畑で利用し家畜の糞尿は有機肥料として使われていました。山の間伐材は薪や炭としてお風呂に使っていた為、林や森の風通しもよく、山全体がいきいきとしていたそうです。これこそがまさに「循環型ライフスタイル」の原点。
こんな暮らしの中にはたくさんの知恵や遊び、楽しみがたくさん詰まっていました。大亀さんはそんな自然に囲まれた生活を求める人の為に、皆が参加し楽しめる山村を作りたいと日々自然と向きあい活動されています。
林や森の再生、原木椎茸の栽培やぶどう畑、いちじくや木苺といった果樹園作りなど、少しずつではあるものの夢に向かって形作られています。
「私は新参者。農業に長く携わっている方々に様々なことを学んでいます」今まで知らなかったことを学べる喜びと、自然からの恩恵を改めて感じられているようでした。「こんな場所があったら、こんな生活が出来たら」と思いながらもなかなか実現しにくい里山生活。
いつか大亀さん達が作り上げられた里山に多くの人が暮らし、本当に豊かな生活とは何かをたくさんの人に感じてもられるような日がくるといいですよね。
5月4日 フォレストファーム弥栄代表取締役 大亀和枝さん
2012年5月4日 10:28 AM
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