11月16日 翻訳業 中 純子さん

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ゲストの中さんは産業翻訳分野の翻訳業、講師業をされています。
翻訳とひとことで言っても、中さんが主に携われる契約書などの産業分野以外にも映像、出版など様々あります。中さんが産業翻訳に出会ったのは30歳のとき。それまでの教育やニュース、娯楽の英語とは違う翻訳でした。
もともと英語には興味を持たれていましたが、結婚後はいったん家庭に入ることに・・・その後何かのプロになりたいという思いから奮起され、子育てをしながら広島でコツコツと仕事を行う中、東京の翻訳会社のトライアルに見事合格。その後は東京の仕事を受ける機会に恵まれることになりました。
ちょうどFAXが家庭に普及し始め、地方にいながらも都会の仕事を受けられる環境も整ってきた頃でした。
子育て真っ最中であったものの、与えられた仕事はきっちりこなし翻訳会社からの信頼も積み重ねられて12年、子育ても一段落した2000年についに夢の東京進出を果たすことになりました。6年間東京暮らしをしながら仕事に打ち込まれる中で一番の目的であった翻訳の話の出来る仲間作りを積極的にされました。
講師をしていた翻訳学校ではあえて夜のクラスを担当され、授業後には毎回受講生と飲んで帰ることでコミュニケーションを深められました。そこで築いたネットワークが今の東京勉強会の土台となり、現在でも数ヶ月おきに上京され仲間との交流を続けられています。
家事・育児・仕事と現状を受け入れ、その時出来ることに真摯に向き合い過ごされた後、あと一歩と東京での生活を実現された中さん。決して焦ることなく自分のスピートで歩まれている姿から女性のしなやかさを感じずにはいられません。生涯現役を目指し、これからは翻訳業とあわせ講師業や勉強会を続け後進を指導する力を高めたいと中さん。素晴らしいスキルをお持ちであってもまだまだ勉強という姿勢、本当に素敵な女性でした。
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中 純子さんインタビュー記事
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