グラフィックデザイナーの川上佳代さんは(有)コンセプトワーク代表として20代の女性4人のクリエイターと一緒に雑誌や広告の制作に携わっていらっしゃいます。また2800人のデザイナーが所属する社団法人日本グラフィックデザイナー協会の会員でもあり、広島デザインの活性化を目指す「広島アートディレクターズクラブ」の運営にも係わり広島のアート業界を盛り上げるべく活動されています。
以前は会社員として勤められていましたが、5年前に独立。30代半ばより法人化されました。女性ばかりの会社とあって女性らしい感覚を大切に、お客様に喜んで頂くことを最も大切にされています。
25年のキャリアを持つ川上さんは、スタッフへはより良い仕事が出来る環境作りはもちろん、同じクリエイターとして上下関係なく常に刺激しあい切磋琢磨できる関係を大切にされているようでした。
業界においてもベテランから若手、新人まで常に新しい何かを生み出す世界であることを意識し、皆が対等に向き合えるイベント「広島アートディレクターズクラブ」という作品の審査会に力を入れられています。
毎回数多くの作品が寄せられ、クリエイターの名前を明かすことなく作品のみで公開審査が行われ受賞作品が決まり、優秀者にはその年の作品集のデザイン権利も与えられ、デザイナーやアートディレクターとのつながりも生まれるという有意義な審査会です。広告業界の低迷が叫ばれる中、全国でもまれなほど活性化につながっているそうです。
上のものが業界の楽しさを広め、若い人の見本になることが必要と川上さん。
長らく仕事を続けられてきた中でグラフィックデザイナーの仕事の楽しさ、厳しさ、面白さを知るからこその思いなのかもしれません。
第5回となる「広島アートディレクターズクラブ」の審査会が来年3月30日に行われます。前日29日がエントリー締切日です。興味のある方は是非チャレンジしてみてくださいね。
広島アートディレクターズクラブ→http://www.hiroshima-adc.com/
(社)日本グラフィックデザイナー協会→http://www.jagda.org/
11月30日 グラフィックデザイナー 川上佳代さん
2012年11月30日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ