現在、講演活動や執筆、盲導犬の理解をすすめるキキの会として写真展の開催を行っている今井敏代さん。スタジオにも現在の相棒ドロシーと一緒にお越しくださいました。
今井さんは5歳の頃、脳腫瘍と診断され、その後7歳での最初の手術から5回の手術、失明、片耳の聴力を失われるなど多くの困難に立ち向かわれてきました。きっと想像を超える病との戦いであったと思われますが、今井さんがスタジオで自身のことを語られる様子はとても明るく、はつらつとして、女性としての強さや優しさが感じられ、スタジオでの時間は大変楽しいものでした。
「前を向いて歩いていける今の私があるのは、両親、素晴らしい人々との出会い、そして盲導犬との出会いがあったからです」と今井さん。最初のパートナー「キキ」との生活が今井さんの生き方を大きく変えてくれたようです。
ご存知の通り盲導犬とは訓練された犬。しかしユーザーと心を通わせ本当のパートナーになるためには時間もかかります。お互いを知るまでには様々なことがありました。泣いたり、笑ったり、怒ったり…そして時を経て心一つに歩くことができるようになった時、互いになくてはならない存在になります。
今井さんがキキとの生活をまとめた写真本「盲導犬キキ~風のように光のように~」には多くの人に盲導犬、視覚障害者の理解を深めてもらいたい、そんな気持ちが込められています。
今井さんとお話ししたことで、私も今一度正しい盲導犬への知識や視覚障害者への認識を深め、本当に必要な声掛けやお手伝いが出来ればいいなと感じました。手引きした後はその場所がどこであるのか、またどの方向を向いているのか、トイレに案内する際には洋式か和式か、何がどこにあるのか…など相手の本当に必要としていることを言葉がけ出来るように心がけたいですね。
写真本「盲導犬キキ~風のように光のように~」問い合わせ・申し込み
TEL&FAX 082-262-1672
盲導犬キキHP→http://www7b.biglobe.ne.jp/~kikiimai/
1月25日 盲導犬理解をすすめる講演活動・執筆 今井敏代さん
2013年1月25日 10:28 AM
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