2月8日 農・食・医同源センター事務局長 山下洵子さん

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食についての正しい情報を得られていますか?
今や食や健康に関わる情報がありふれているため、何が正しく何が間違っているか判断するのはとても難しい時代です。
ゲストの山下洵子さんは過去大学の医学部で基礎実験、栄養学そして生活習慣病という言葉がない時代から肥満を研究するなど、その道において多くの知識を重ねてこられました。
そんなこれまでのご自身の知識と思いを込めて、自然科学の視野から多くの人へ情報を提供したいと考え、はじめられたのが一般社団法人 農・食・医 同源研究センターでの活動です。「人々はどこかでつながって生きている」を意味する「同源」の考えに基づいて結成された会です。
事務局員は現在50名で、比較的高齢なメンバーが多いため広報活動は限られているため、食・健康講座や料理教室などの開催を知ってもらうことさえも苦労されるそうですが「出来ることを出来る人が出来るようにやる」をモットーに知恵を出し合い運営されています。
誰から学ぶということもなく「知っていることではその人が先生」と教え教えられ仲間たちとのつながりを大切にされている会です。
「地産地消」ならぬ「知産知生」、つまり知恵を生み出すことの拠点にしたいと様々な知恵を持つ人たちの集まりということで、山下さんからも、医者にかかる前の食生活の重要性、栄養学の面から素材の持つ本当の力とエネルギーを伝えたいという強い思いがお話しから強く伝わってきました。
また説得力のあるそのお話しぶりに、経験の深さと深い知識を感じずにはいられませんでした。定期的に環境や街づくりを考える会や、郷土料理を後ろの世代に伝える料理教室など人の集える場を催されていますので、是非新しい発見、新しい出会いを求めて多くの人の参加していただきたいですね。
2月10日(日)10:00~13:00
料理教室「郷土料理を後ろの世代に伝える」開催
場所:二葉公民館実習室(広島市東区東蟹屋町)
他2月23日、3月9日、3月10日、3月31日イベント開催
詳しくは農・食・医 同源研究センター
http://nsi-dougen.com/