臨床美術ってご存じですか?
約15年前に、芸術家・医師・介護家族の精神カウンセラーのチームでスタートした、認知症の予防と改善を目的にした日本発試みです。美術制作することで右脳が活性化され、それにより脳全体の活性化にもつながるということが解明されているようです。
しかし、ただ絵を描けばいいわけではなく「アートプログラム」といわれる右脳を活性化させる独自のガイドラインに基づき、臨床美術士という特別に教育を受けた専門家と制作することが必要です。
ゲストの金本さんは、画家として長く制作活動を続けられていますが、母校のサマースクールの告知で知った「臨床美術士養成講座」に受講したことがきっかけで現在臨床美術士として美術を通した社会貢献活動を行われています。
上手下手といった評価をすることなく、その人らしさから生まれた作品の良いところを発見し共感しあうため、個人の存在を認められたり、達成感が得られることから自信につながり創る楽しさや喜びを感じることができます。
「リンゴを描きましょう」から始まれば、そのリンゴの形、香り、色はもちろん、実がどのように木になっているのか、口に入れた時の歯ごたえは?その味は?など様々な想像をめぐらし、描いていくというもの。より仕上がりに満足感が感じられるよう画材もプロ用の本格的なものを使用します。制作中には参加者からは笑みが生まれ、その微笑を見るときが臨床美術士にとって最もうれしい時なのだそうです。高齢者の方々の福祉の場から、最近では子ども達の感性教育、社会人のメンタルヘルスケアの場にも取り入れられ今後ますます注目をあびそうです。
「美術の力は、人が元気にする」元気をもらいに是非一度体験してみませんか?
☆3月より第1水曜日13:30~15:00 「脳が目覚めるアート塾」開講
広島市中区紙屋町広中ビル6階フリースペースにて
(希望があれば曜日変更も可)
お問い合わせメールアドレス 金本啓子さんkeico.k@piano.ocn.ne.jp
☆毎月第1・3土曜日13:30~15:00 広島芸術専門学校にて
「子ども造形教室ダビンチクラス」開講中
お問い合わせは ひろしま芸術専門学校
http://www.art-hiroshima.com/
3月1日 画家・臨床美術士 金本啓子さん
2013年3月1日 10:28 AM
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