濱長真紀さんは2008年からのおよそ2年間、青年海外協力隊としてメキシコの国境近くにある南米ベリーズという町に体育の教師として派遣されました。
「青年海外協力隊に参加したい」と中学生の頃思い以来夢見ていたという濱長さん。1次試験、2次試験をクリアして、合格通知を手にした時の感動は今でも忘れられないほどだそうです。
ベリーズでは小学校に赴任し、子ども達やその学校の教師に向けて体育の指導を行いました。走ったり、ボールを蹴ったりとなんとなくの指導を行われているものの、授業らしい授業はされておらず、ストレッチの仕方、ウォーミングアップの必要性、ルールにのっとったゲームや、球技など教科書作りも含め「体育」という授業を確立させるために活動されました。
最初はとまどいもあったようですが、体を動かし遊びながら得る知識とあって子ども達との距離もあっという間に縮まり、濱長さんもベリースでの生活になじんでいかれたようです。
衣食住、その国ならではの習慣に時に驚きながらも、持ち前の好奇心と笑顔を持って楽しまれました。
現地では教師ということ以外にも地元ヒロシマを伝えたい…と出張原爆展も開かれ、あまり原爆のことを知らなかった子ども達も、熱心に質問したりメモを取ったり、また一緒に千羽鶴を折ったりと平和な暮らしがどれだけ幸せであるかを感じあった時間となりました。
海外に出向き、世界の広さ人の温かさを知ると同時に、自分の暮らす国、場所自分自身を振り返ることが出来ました。現在濱長さんは、広島市JICA独立行政法人国際協力機構デスクにおいて支援業務の活動をされています。
自分がそうであったように、多くの人に海外での貴重な時間を経験することで「何かを感じてもらいたい」と勤めていらっしゃいます。
4月にはJICAボランティアの春募集もはじまります。興味のある方は是非!
JICAボランティア春募集説明会開催
4月9日、21日 広島市中区袋町「広島市まちづくり市民交流プラザ」にて
詳しくは→http://www.jica.go.jp/chugoku/
3月22日 青年海外協力隊/市国際協力推進員 濱長真紀さん
2013年3月22日 10:28 AM
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