5月17日 広島修道大学教授・学術交流センター長 山川肖美さん

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今回のゲストは広島修道大学人文学部教授の山川肖美(あゆみ)さん。
教育学の領域で生涯学習や社会教育に関連する授業を担当されています。大学教授のイメージとは少し異なり、お会いするとほんわかとした優しい雰囲気のとても綺麗な先生でした。妻として母としての役割もあり、日常においても生涯教育・社会教育の必要性を日々感じられているようです。
また学内にある学術交流センターでは、今年春からセンター長を務め「学術研究を促進するとともに、地域との交流・連携を促進する」という目的に応じて地域との関わりに学生と共に積極的に強めています。
そのひとつ、学生が地域の課題解決に向けて研究、調査、企画実施する「地域につながるプロジェクト」では、地域の人達と学生が心や言葉のキャッチボールを繰り返し信頼関係を育む中で課題の解決を目指します。
まちづくりの中心の場である公民館の活動継続実現に向けての働きかけや、一世代を超えた住宅団地のコミュニケーション強化など、住んでいる町や人を豊かにしていくためにはどうしたらいいのか…地元住人を「土」と表現するならば、学生達は「風」となってより良い風土を作り上げていく。
そうして作り上げられた「まち」の魅力を発信していくことが「まちづくり」につながっていくのだそうです。
山川さんは高校時代、施設の青少年ボランティア募集に応募され少年自然の家で3年間毎週末ボランティアとして活動されました。たくさんの子ども達、同じボランティアの生徒達とふれあう中で、取り巻く人や環境が人間を大きく成長させることを目の当たりにされました。そういった自身の経験の積み重ねのすべてが今の活動エネルギーとなっているのかもしれません。
今年度も学生達へたくさんの学びの場を示し、地域と大学の橋渡しとなる様々な取り組みを行われることでしょう。