1984年に広島ではじめの児童図書専門店としてオープンした「えほんてなブル」。
絵本から読みものまで定番をきちんと取り揃えているお店です。
家業の転機をきっかけに、子どもにかかわる仕事をしてみたいと思っていた松本道子さんが夫婦で共に頑張っていこうと始められました。
それから29年…インターネット販売や中古本書店の進出により書店環境も変化する中、本を選ぶ楽しさを知ってほしいという変わらぬ思いで選書に手を抜くことなく、子ども達の成長の糧になる本を集めてこられました。
開店準備中には児童図書館員だった学生時代の友人の応援や、またドロシー・バトラー著『クシュラの奇跡』という本にある「子どもたちに健やかな未来を贈る大人」という言葉に出会い大きな前進力を得たという松本さん。
広島市中区舟入本店の店には常時3~4000冊の本が並び、親子連れや孫のためにとおじいちゃんおばあちゃんが絵本を求めて訪れます。
ある時、子どものプレゼントにとお店にやってきたお父さん。松本さんにすすめられた本を読むうちに「昔母親が自分に読んでくれていた本だ」とハッと思い出されたそうです。自分が読んでもらっていた絵本に親になって改めて再会、それを自分の子どもに…。とても素敵なめぐり合わせですね。
絵本は、時に現実にはない夢の世界を与えてくれます。子どもたちは本をめくるうちにその世界へ入り込んでいきます。目の前の現実では味わうことのできないものを感じ、心の栄養にして育っていくのですね。
松本さんの成長されたお子さん達も、ぬいぐるみや人形を常に持ち歩くように
幼少期にはお気に入りの絵本をいつも持って、何度も何度も読んでいたそうです。
絵本のもつ力を今一度私たち大人も再認識する必要がありそうですね。
現在は舟入の本店営業は水・木・金・土・日曜日12:00~18:00まで、晴れた日の日曜日には広島市中区袋町の松本パークでワゴンショップによる出張販売を行われています。是非親子そろって絵本選びに出かけてみてください。ステキな絵本が皆さんを待っています!
「えほんてなブル」→http://www8.plala.or.jp/ehonbull/
7月28日 呉市安浦町・安浦公民館にて作家落合恵子さん講演会開催
(落合さんの著書・翻訳絵本に限り「えほんてなブル」出張販売あり)
7月12日 児童書専門店 えほんてなブル店主 松本道子さん
2013年7月12日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ