「アスチカ」とは「明日にすすむ力」という意味を込めて名付けられました。東日本大震災・津波・東京電力福島第一原発事故の避難者が広島で生活の基盤や気持ちを整えたり、同じ思いの仲間を見つけたりしながら避難生活を落ち着かせ次のステップへ踏み出す力を蓄えることをサポートしています。
登録は現在県内で100世帯を超えるほどでゲストの三浦綾さん自身も避難者のひとりです。福島県いわき市でご主人と子ども3人で生活していた中での大震災、原発事故。被災後一時東京の友人宅に身を置いていたものの、子ども達のことを思い広島への移住を決められました。
被災後から広島への移住に至るまでには、家族、会社、仕事、移住先の実家の事など私達には想像できないほどの苦労を強いられました。
そして2年半、被災地から広島の地に避難してきた人達と共に悲しみや不安そして故郷への思いを抱き過ごされています。
月に1回の交流カフェでは、自己紹介、趣味を語ることからはじまります。甲状腺エコーの体験会も自分から病院に行く人が少ない中、病院に行く前のハードルを下げる意味を含めて開催されました。
考えても考えても不安を払拭することは難しく、前に進まなければと思う人や途方に暮れる人、様々な状況下で語り合える場を提供されています。
これからは、社会福祉協議会に行政との間を取り持ってもらい、もっと多くの避難者の方のサポートをしていきたい。まだ登録されず一人悩んでいる避難者も多く「自分だけでじゃない」と思ってもらえるよう、どんな些細な事でも相談してほしい…と三浦さん。
「当たり前の生活を一瞬にして奪われることがどれほどの事なのか」広島にいる私達に避難者当事者の方達のすべてを理解することは難しいのかもしれません。しかしひとりでも多くの避難者の皆さんの笑顔がここ広島の地で見られるよう支援してきたいものです。
「アスチカ」支援
ゆうちょ銀行[記号]15150 [番号]480341 [名義]ひろしま避難者の会 アスチカ
銀行振り込み [店番]518 普通口座番号[0048034]
「アスチカ」HP→http://hiroshimahinanshanokai-asuchika.com/
E-Mail→hiroshima.hinan@gmail.com
8月16日 ひろしま避難者の会「アスチカ」代表 三浦 綾さん
2013年8月16日 10:28 AM
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