漫画「はだしのゲン」の作者 故中沢啓治さん。
中沢さんの証言を聞き作品に込めた思いを世界中の人達と共有したい、後世に遺したい…と活動を行うのが今回のゲスト渡部久仁子さんです。
2007年中沢さんの語るイベントに参加し、戦争への怒りを語る様子に心を揺さぶられたのが中沢さんとの初めての出会いでした。2009年には平和・国際交流活動を行う母(渡部朋子さん)とのつながりから中沢さんのドキュメンタリー映像「はだしのゲンが見たヒロシマ」のプロデューサーとして撮影に立ち会うことになりました。中沢さんと共に行動し、伝えることに命を削るように行動する姿を4年近くそばで見守られ、多くの思いを重ねられてきた渡部さん。
撮影は初めての経験であったにも関わらず、けっして押し付ける事なく「好きなように撮っていい」という中沢さんのあたたかい人柄を感じながら進められました。完成後、上映先では今まで決して語ることのなかった被爆体験者が自身の体験を語りはじめたり、漫画と映画を照らし合わせ追体験をする高校生がいたりなど…たくさんの人の心の変化を目の当たりにされました。
被爆体験者が減少する中、原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さ、平和の大切さを語られる人も機会も時間も少なくなるばかりです。
漫画「はだしのゲン」の主人公ゲンはまさに漫画家中沢さんそのもの。後世に遺すべき事はすべてこの「はだしのゲン」の中に描かれている。多くの人に「はだしのゲン」を読んでほしい…と語る渡部さんは、今様々な場所で、様々な活動を行っています。今年は漫画「はだしのゲン」の40周年という節目の年です。
中沢さんの遺した思いは次の世代へバトンが渡されました。
これからもその思いがたくさんの人の心から心へ受け継がれることを願いたいものです。
ドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」の上映問い合わせ
(株)シグロsiglo@cine.co.jp
(株)トモコーポレーションtomo@tomo-corp.com
「はだしのゲン原画展」(7月19日~9月1日)開催
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/images/gengenga.pdf
HIROSIMA8.6前夜ピースコンサート
https://www.facebook.com/86zenya
8月2日証言「はだしのゲンの見たヒロシマ」配給とDVD販売 渡部久仁子さん
2013年8月2日 10:28 AM
- ゲストウィメンズ