10月25日 短大教員・教師塾講師 奥原球喜さん

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学校現場では今、地域や家庭といった子ども達を取り巻く環境の変化により教師の対応の多様性、柔軟性が求められています。日々様々な出来事が起こる中で学び成長していく子ども達。そんな子ども達にどう向き合っていくのか…
ゲストの奥原球喜さんは、現在広島文化学園短期大学の教授という立場で学生達に教鞭をとる傍ら、長年小学校で務めてきたという実績と経験をから教師塾「創」を主催されています。
教師塾では、小学校現職職員が月に1回集いお互いに現場での情報交換を行いながら学級経営について学習します。20代から40代を中心とした教員20名は、どのようにすれば子ども達が学ぶ楽しさを感じられる授業になるのかを考えその方法や教材の研究を行います。
教師塾を開催のはじまりは、校長として小学校に勤めていた際に行っていた学校内での自主研修会でした。学級経営に悩む若い教員を集めての研修でしたが、校長としての公務に追われ十分なことが出来ないまま終わってしまったため、退職後に改めて開催したのが教師塾「創」です。奥原さんはここでは子ども達の素晴らしさを教員の皆さんと共感し、教師という仕事の責任とやりがい、どれほど良い仕事であるかも伝えていきたいと考えています。それは奥原さん自身が小学校教諭時代、子ども達からたくさんの感動を得て子どもの持つ心の清らかさや優しさを感じられたからなのだそうです。
「教育とは教える事ではなく子ども達の良さを引き出していくこと」この言葉はとても印象的でした。
事実、先生達は日々の業務に追われゆとりのない状況であるものの、やり方によってはより良い方法もあると考えられます。例えば学級担任制を少し崩して学年内で教員がそれぞれ教える科目を決め交換授業を行う。そうすることで複数の教員がひとりの子どもに関わる環境を作ることが出来る。そういった「しくみづくり」変えていくこともひとつだと奥原さん。
私達も子ども達の為により良い教育を…と日々努める先生達の熱意に期待すると共に、信頼することも大切なのではないかと感じました。
★11月教師塾は16日開催
教師塾「創」→http://www.sou.kyoshi.jp/
問い合わせ→奥原携帯090-3536-8713
      E-Mail okuhara@hbg.ac.jp