12月27日 路面電車運転士 菅田みどりさん

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ゲストの菅田みどりさんは路面電車運転士です。現在150人以上所属する運転士の中にいる女性運転士4人の内のひとりです。
宇品・広島駅間、西広島・広島駅間など主に軌道での運転に、1日に4往復従事されています。宮島線は鉄道事業法に基づき運営されているそうで管轄は軌道とは異なるそうです。他にも電車の運転の際足を使うのは警笛を鳴らす時だけ、それ以外は手でのレバー操作のみ。緊急ブレーキには砂まきブレーキといったものがあり、レール上に砂をまきながらその抵抗を使って止まるといった方法があるなど…日頃頻繁に利用していても以外と知らない電車のいろいろを今回はお話頂き、とても興味深く伺うことが出来ました。
元々は広電のバスガイドさんだったという菅田さん。一時はバスガイドが出来ないなら転職を考えていたそうですが、お客様の笑顔や支えてくれる職場の仲間、厳しいながらも優しい上司と接しているうちに仕事が楽しくなってきたと言われます。運転士の資格取得までの約半年、学科・実地の辛い時期も養成所で熱心に指導くださった先生のおかげで現場に出られるほどに成長することが出来、「将来はそんな養成所の先生になりたい」と菅田さん自身も思うほど今では尊敬されています。仕事に男女は関係なくどんな仕事にも携われる時代ではありますが、女性ならでは優しさや気配りはやはり求められるものです。
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菅田さんは「女性らしい仕事ぶりが評価につながる以上に、出来なかった時はそれ以上に厳しく言われることになる」という上司の言葉を胸に刻み、ひとりの運転士として常に襟を正し勤められています。
こうして声をかけ励ましてくれる上司、仲間、お客様のからの一言一言が菅田さんの仕事への思いを強め、やる気につながっているように感じました。