映像作家の宮崎しずかさん。現在比治山大学短期大学部 美術科 映像アニメーションコースで助教を務めながら自身の作品制作も行われています。東京藝術大学を卒業後、自分の書いた絵や創造物を動かすことの面白さを知り、その面白さをもっと多くの人に伝えていけたらと、様々な事からインスピレーションを感じながら活動を続けられています。
アニメーションと一言でいっても、伺う限りその間口は広くとても深いようです。漫画を動画化したアニメといわれるものから、CMなどで見られるCGを駆使した映像など、流行と手法の進化によりその種類も豊富です。
宮崎さんはこの秋、東京お台場の日本科学未来館で開催された「デジタルコンテンツエキスポ2013」へ映像提供されました。手書きのアニメ―ションを大きな球体型のスクリーンに3D映像として映し出すという斬新なもの。
平面のスクリーンとは異なり、球面に映し出す為にはあらゆる計算が必要なのだそうです。コツコツ行われた作業がひとつとなり、いざ映像として映し出された瞬間は想定内であることから予想外なことまで、カタチとなって初めて知らされる感動に出逢います。
地道な作業にとても根気がいるようですが、多くの人の目に触れることへの期待と喜び、そして何より自身の作品に対する責任感を持って制作活動をされている宮崎さん。
今後は「プラネタリウムなどの映像も手掛け、多くの人の目に触れるような仕事をしていきたい。広島ではアニメーションフェスティバルも行われているので、もっと気楽にアニメーションに触れていただきたいとも話して下さいました。」12月19日~22日まで広島市東区民文化センターで宮崎さんのアニメーションの世界を体感出来ます。「まるい天球に映し出される宇宙、宇宙から見た惑星、キラキラと瞬く星」是非お出かけください。
カメラオブスクラ7「音と映像の遊戯室」
2013年12月19日(木)~22日(日)
広島市東区民文化センター スタジオ2にて
12月6日 短期大学助教 映像作家 宮崎しずかさん
2013年12月6日 10:28 AM
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