2014年新しい年を迎え、番組では被爆をされ現在平和活動を続けられている方々とのご縁を多く頂いています。
今週は「原爆の子 きょう竹会」会長の早志百合子さんです。
「原爆の子」は広島で被爆した子ども105人の作文を集め、原爆投下後6年後の昭和26年に出版されました。また故新藤兼人監督が映画化し、多くの外国語にも翻訳されています。その作文を書いた子ども達の親睦会が「原爆の子 きょう竹会」です。早志さんもその子ども達のおひとりで昨年8月に「原爆の子 その後」を出版されました。子ども達は戦後どう生きたのか…つらい一人一人に出紙で思いを伝え少しずつ寄せられた返事をまとめ37人の手記をまとめました。そこには平和な時代への感謝や放射線の恐怖、被爆者への差別に直面した思いがつづられ被爆が過去のものではなく今なお続く苦しみであることを語っています。
過去の事実を伝えることも大切ですが、「今」がどうであるかを知ることで過去に目が向けられることもあります。
早志さんはこの平和活動と同時に健康体操HPO法人ステップ21の代表もつとめられており70代後半とは思えない若々しさです。広島で被爆され、これまで大病も乗り越えてきた早志さん。健康で元気でいられることの大切さを身を持って感じられているからこそ繋がった活動といえそうです。
与えられた使命に真摯に向き合い、生きていくことの喜びをかみしめている早志さんの笑顔からは輝きだけではなく生き抜く強さを感じました。
企画展「原爆の子 広島の少年少女のうったえ」
2014年1月1日~12月28日 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館にて開催
手記「原爆の子 その後」本の泉社より出版→http://www.honnoizumi.co.jp/
健康体操HPO法人ステップ21→http://www.step21.org
1月24日原爆の子きょう竹会会長 NPOステップ21代表 早志百合子さん
2014年1月24日 10:28 AM
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