2月14日 ホッとるーむふくやま代表理事

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ゲストの谷元絢子さんは2001年より広島県東部地区においてDV(ドメスティック・バイオレンス)当事者への継続的な支援活動を行うNPO法人ホッとるーむふくやまの代表理事を務められています。
ドメステック・バイオレンスとは身体的暴力に限らず、精神的、経済的、性的暴力など夫や恋人など親密な関係にある男性から女性への暴力をさし、その人の生きる力をうばってしまうことです。
支援方法は電話や面接相談、また同行支援などを主に行い、共に考えながら解決の道をさぐるお手伝いをされています。
ホッとるーむふくやまが1年間に受ける相談は延べ件数にしておよそ500件。ひとつひとつに物語があり解決方法も様々で、解決に向けては多くの問題があり女性が自身を取戻し、いきいきと生きていくまでは時間を要する場合もあります。スタジオで言葉を選びながらお話しされる姿にその深刻さは感じられましたが、一番は「決してひとりで悩まず、まずは相談してみてほしい。自分にも悪いところがあるから仕方ないと思う人もいますが、どんな理由があっても暴力は振るう側の問題。なにより相談は問題解決の第一歩。」です。
辛さを抱えた女性の話を受けとめることには、それなりのエネルギーも必要を思われますが、谷元さんは「人に関わること、しかも非常に深い部分に関わることで人を知ることが出来、当事者から頂く力もとても大きい」と活動に対する思いを語ってくださいました。
DVに対する認識も深まり取り巻く環境も整いつつあるようにも感じられますが、被害者からのアプローチがない限り、その周知は難しいのが現状です。
DVのない社会を実現するために、専門的な支援者のみならず地域全体で支えていけるよういろいろな意味での支援者を増やしていくことが必要であるといえそうです。
ホッとるーむふくやまHP
ww52.tiki.ne.jp/~soseisha/hotroom/links.htm
フォーラム「子どもを取り巻く性犯罪~知ってほしい現状と支援~」開催
2月22日(土)13:30~16:30
広島弁護士会福山地区会館(福山市三吉町1-6-1)
参加費500円 
お問い合わせ 事務局090-4698-7040(谷元)