今回も素晴らしい活動をされている方をゲストにお迎えしました。
菅野玲子さん、ドナーと患者さんの間をつなぐ「骨髄バンクドナーコーディネーター」を務められています。その役割はドナー(提供者)側の連絡・調整にあたることで、ドナーの確認検査や最終同意の面談、準備、説明、健康診断や入退院時の同行などドナーに見守り、寄り添っていらっしゃいます。
結婚前には血液内科に勤務していたこともあり、血液疾患に苦しむ患者さんのために何か役に立つことがあればという思いから始められ17年。広島県内3名というコーディネーターのひとりです。
患者さんを救命したいという同じ目標を持った方がドナーになるため問題などほとんどなくスムーズに進むそうですが、移植前のドナーの健康面には気を使いコミュニケーションを上手にとっていくことの重要性を感じられているようでした。また移植の同意を頂くための「お願い」ではなく、あくまで「説明」。コーディネーターとしてドナーの意思を尊重すること、ドナーと接しているときはドナーが一番と提供をしていただくことへの感謝の気持ちを常に持って接していらっしゃるようでした。
またドナーには20代の若者も多くみられ、「採取できてよかった。患者さんに感謝したい。ありがとうございました」という言葉を聞くときには心が熱くなり、コーディネーターとしての励みにもなるそうです。
現在ドナー登録は44万人。登録患者の9割はドナーを一人は見つけられると言われているそうですが、ドナーのスケジュールや健康面などの理由から実際に提供に至るのは6割にも満たないそうです。できるだけ多くの方に登録して頂くことが移植率を上げることに繋がるようです。
何となくではなく骨髄バンクについて正しい知識を得ることが最初の一歩になるかもしれません。
<骨髄ドナー登録方法などお問い合わせ>
日本骨髄バンク→http://www.jmdp.or.jp
ドナー登録資料請求フリーダイヤル0120-445-445
2月21日 骨髄バンクドナーコーディネーター 菅野玲子さん
2014年2月21日 10:28 AM
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