6月20日ひょっとこ踊り 水野郁子さん

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宮崎県日向市で有名な「ひょっとこ踊り」、口をすぼめて曲げたよう表情が特徴的です。お面をかぶり、赤い法被に豆絞り、ふんどし、黒足袋を身に着け踊る滑稽な踊りです。泣いたり、笑ったり…お面の表情は様々で20種類以上をあるそうです。ゲストの水野郁子さんは平成12年の夏、知り合いと出かけた宮崎県で偶然ひょっとこ踊りの全国大会を見て以来、すっかり「ひょっとこ踊り」に魅せられてしまいました。なんとか地元の呉市警固屋で広めたいとこれまで活動を続けてこられました。
スタジオに水野さん愛用のお面をお持ち頂きましたが、そのとぼけた表情に思わず笑みがこぼれてしまいました。
「ひょっとこ踊り」は自分のお面にあった足の運び方、手の動き、首の曲げ方など基本の踊りを覚えた後、オリジナルの動きを加え、独自の踊りを作り上げていきます。
お面で顔が見えない為、「ひょっとこ」になりきってお客さんと触れ合う時間は最高に楽しいと水野さん。毎回お客さんの笑顔からたくさんの元気をもらい「次も頑張ろう!」と踊り好きのメンバーと日々練習に励まれています。
「ひょっとこ踊り」に言い伝えられている物語は、『その昔、夫婦であったオカメとヒョウスケ。なかなか子宝に恵まれずお宮の境内にお供え物をしていました。そのお供え物を食べた稲荷神社のきつねを見つけた神主は、きつね退治とばかりに後を追いかけ、そのまた後を村の男衆が追いかける』そういった場面を表現している踊りだそうです。いろんな表情の男衆がオカメに色目を使いながら何だかんだと言いながら追いかける様。
出会って以来、研究と練習を重ねて今にいたる呉市警固屋なべ地区の「なべひょっとこ踊り」。その存在は口込みで広がり、一年を通じて多くのステージにひっぱりだこです。
最近腰が痛くなり、いつまで出来るかという不安もあるそうですが、お客さんの笑顔を見る為にこれからも踊り続けたいと言われる水野さんの笑顔は輝いて見えました。
7月13日(日)14:00~
黒瀬町八王子神社 夏祭りにて「ひょっとこ踊り」を披露
「ひょっとこ踊り」の問い合わせはTEL&FAX 0823-28-0061(水野宅)