9月5日 絵画講師・波の会主催 難波英子さん

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ゲストの難波英子さんは、画家としてのみならず、ギタリストとしても活躍されている才能豊かな女性です。
絵の世界では多くの展示会への出展、個展の開催。また画家講師、文化講座の講師としても指導。ギタリストとしてはアンサンブル「シャコンヌ」を主宰して演奏活動をしながら、講師も務められています。
また妻として母としての役割も果たされながら、自身の世界を創り上げられてきた事へ、お話を伺いながら同じ女性として尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
ご主人が世界各国の集落を描かれる著名な画家でいらっしゃった環境もあり、これまであらゆる国を旅されながら、その国の芸術・生活・食文化などに触れ独自の目線で取材をされてきました。その数80数カ国にもおよび、目指すは100カ国とその勢いは止まることはありません。
年齢による体力的な心配もなくはないそうですが、今年6月に訪ねたユーカサス3国(黒海とカスピ海に挟まれた国)の旅で同じツアー客として知り合った、体の不自由な紳士との出会いにより心打たれ「自分も少々のことで弱音を吐いてはならない」と感じられたそうです。
難波さんは芸術家というより、日常生活に絵と音楽というものを上手に取り入れ楽しまれています。台所で料理を作りながら、キャンバスに筆を走らせ、筆が進まなくなれば音楽を奏でる・・・すべてが見事に絡み合っての人生であるように思いました。「歳を重ねるほどにだんだん楽しくなるんです。50、60歳を過ぎて世の中が広がった感じ」と話される表情はとても美しく、穏やかでした。好きなこと、夢を見つけチャレンジする、そしてそれをコツコツ続けていくことはとても大事ですね。私もこんな女性に成長したいと強く思いました。
9月2日~7日 東広島市立美術館にて「二紀広島展」開催
        (難波英子さんの作品展示あり)
水彩画・油絵教室、ギター教室開講(NTTクレド他、文化センターにて)