11月28日 ワッフル・バームクーヘン「櫟」経営 兼田貴代さん

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ワッフル・バームクーヘンでおなじみの「櫟」Kunugi。私も日頃お土産に利用させてもらっている大好きなお店です。
ゲストの兼田貴代さんは「櫟」の創業者で、今年開業して20周年という節目の年を迎えました。現在広島市内には今年の春オープンしたマリーナホップ店を含め5店舗、70人の従業員を抱えるほどの企業に成長しました。
兼田さんは高校卒業後大阪の調理師専門学校へ進学し、その後寿司屋、フランス料理の世界で料理人としての修行を積まれました。フランス料理店では優雅なデザートを作りサービスすることが多く、その当事広島から訪ねてきたお母様やご友人に自分の作ったデザートをご馳走してあげることができず、もっと身近な人に喜んでもらえるお菓子を作りたい・・・と広島へ帰郷。26歳のとき広島で初のワッフル専門店「櫟」をオープンすることになりました。
開業当初は商品の数が追いつかず開店30分で売り切れるような日々が続き、お客様からのクレームが続出。そのお客様のひとりは現在の「櫟」の製造スタッフでもあり、今日まで多くのお客様やスタッフに支えられての20年とも言えそうです。
「櫟」のお菓子には地元の素材を使用し、旬の恵みを大事に、工程はすべて手作業というもの。ワッフルの種類は豊富で「どれにしようかな、と迷いながら皆で賑やかに食べてもらえるのが嬉しい」と兼田さん。「木」「楽」(きらく)に選んで楽しい「櫟」というお店の名にもその想いが込められています。
この春発売された<太陽・月>は宮島 厳島神社の大鳥居の両側に描かれている装飾「太陽と月」をモチーフにした進化系のバームクーヘンです。
厳島神社からの承認も得て、広島のお土産として喜ばれています。
1店舗からはじまった「櫟」。20年を迎えた今、まさに家業から企業へ変革の時でもありますが兼田さんの「身近なお客様に喜んでもらえるお菓子を」という想いだけはこれからもずっと変わることはありません。
ワッフル「櫟 Kunugi」http://waffle-kunugi.com