12月12日 声楽家 淀川 萌さん

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街はクリスマスソングが溢れ、聴こえてくる音楽に心躍る季節ですね。
今回のゲスト淀川萌さんは音楽の都ウィーンで約8年間の留学されていた声楽家です。国立音楽大学声楽科時代に渡欧、ウィーンプライナー音楽院へ入学、国際的なコンクールにも出場し歌声は高く評価されました。
その後も日本とウィーンでのコンサートを積極的に開催し、これまで数々の栄誉に輝きました。2014年4月に帰国してからは、声楽家としての活動はもちろん地元「みよし児童合唱団」のボイストレーナーも務めています。
幼い頃から音楽は生活の一部、朝食時にはクラシックが流れていたという環境で成長され歌うことが大好きだったいう淀川さんですが、仕事や将来を思い描く中で「歌だったら一生続けていけるかも」と思い、声楽家としての道を歩むことを選ばれました。
留学先では言葉や文化、宗教など様々な違いを受け止めながら声楽家としての技術はもちろんのこと国の風土や習慣など多くのことを吸収されました。
ウィーンではサロンコンサートにも出演、歌手もお客様もお酒を飲みながら音楽を楽しむというカジュアルなスタイルに驚くと同時に、音楽を特別ことではなく日常の一部として捉える感覚に感銘を覚えたそうです。
「日本でもこんな風な楽しみ方が出来たら・・・」と強く思われました。
雲に覆われる日が多く、冬は極寒、一年を通して太陽が見られる日はほんの僅かというウィーン。だからこそ暖かく、明るい春を迎えた時には皆が心躍らせその季節の始まりを音楽を奏でながら喜ぶ。「春」をテーマにした曲が多く作られているのもそんな人々の気持ちを表現しているからだそうです。
音楽の表面的な部分だけでなく、その曲が生まれた背景、作曲家の生き方などに興味を持ち理解することで聴き方は随分変わるのでしょうね。
音楽の本場で暮らし歌った淀川さん、これからもっと広い音楽の世界を私達に見せてくれることでしょう。
2月15日(日)14:00~サロンコンサート開催
広島市中区橋本町バッケンモーツアルト コンツェルトハウス幟町店にて
お問い合わせ m.y.0109@hotmail.co.jp
淀川萌 HP http://d.hatena.ne.jp/lily0000/