高齢者介護施設を運営する、社会福祉法人 政樹会。呉市を中心にケアハウス・小規模多機能ホーム・高齢者向け住宅といった3つのタイプの施設を展開しています。
具体的には「呉ベアニアホーム」「呉ベタニアホーム長迫」「ハレルヤ」とあり、里村さんは「呉ベタニアホーム」で施設長を務めています。
はじまりは1997年、呉市にあるプロテスタントのキリスト教会が社会福祉法人を設立することから、参画してほしいと里村さんに白羽の矢が当たりました。
全く経験や専門性がなく手探りの状態でのスタートだったそうですが、経営学修士MBAを取得されている里村さんの『経営』という視点から、利用者やその家族の多様なニーズにこたえることを重点に置き展開されてきました。
「特別養護老人ホームにはないものを作りたかった。全てが同じではなく、サービスをオプションで選べることが出来たら・・・。選択肢があることが大事ではないか」と、必要なものを必要な人に届けられるサービスを常井に考えています。
一般的な社会福祉の枠におさまることのない発想の転換が注目を集め、「CS(顧客満足)は女子力で決まる!」という本にも取り上げられ、ここでは「施設の利用者の満足には職員満足も不可欠」と働く職員の職場環境にも目を向け、職場環境の整備、職員のヤル気を引き出すシステム作りも行っています。
そしてもうひとつ、地域に開かれた施設作りを目指して、誰でも利用出来て高齢者と交流できる拠点として「カフェごはん ハレルヤ」をオープン、呉市民にも開放しています。地元の食材を使い、健康志向であっても美味しい食事が味わえる場所でもあります。
今後、より必要をされる高齢者施設。そのあるべき姿は「イメージにとらわれることなく」もっと自由であるべきなのかもしれないと里村さんのお話を聴きながら感じることが出来ました。
3月3日「カフェごはん ハレルヤ」ひなまつり開催
商店街でも甘酒が振舞われます!
社会福祉法人 政樹会 呉ベタニアホームhttp://www.bethania.or.jp/
2月27日 呉ベタニアホーム施設長 里村桂子さん
2015年2月27日 10:28 AM
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